祈り

祈りは心を静める

マンスリートピック
実践 | 2025年7月のトピック

祈りは、礼拝です。私たちは祈りを通して、神を愛し、敬い、慕っていることを表します。神は、ご自身のあふれる愛を注ごうと私たちを造られました。その愛ゆえに、十字架上で御腕を広げて死に、私たちを造り変えて完成させようとしてくださいます。これらの真理に心を定めてささげる祈りは、神を礼拝することです。つまり、神こそ何よりも尊いという宣言です。神を愛するのに一番の行為です。

祈りは、信頼の表れです。どんな難題でも神を頼り切ってみもとに持っていけると確信しています。「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい」(フィリピ4:6)とあるとおり、困りごとや悩みごとは、何でも祈ってよいのです。

祈りは、お願いです。何でも祈ってかまいませんが、お願いですから、ごねたり交渉したりして、自分の思い通りにしようとするのとは違います。友人に頼みごとをしたら、無理強いせずに返事を待つでしょう。神にお願いするときも、願いがかなうか、違ったかたちで答えがあるまで、委ねて待ちます。

祈りは、理解の助けを乞う行為です。聖書から神が語られることを会得するには祈りが必要です。祈りによって、散り散りの心が焦点を見いだし、まとまります。

祈るとき、神は私たちの心を静め、耳を傾け、慰め、教えてくださいます。そこで、私たちは神を愛し、礼拝することを学びます。

“Seeing God”(神を見る)by David Roper
© 2006 Discovery House Publishers 抄訳

祈りは簡単ではありません。弟子たちもイエスに祈り方を尋ねました。今月は、有意義な祈りの習慣を育むためのヒントや祈る理由について考えます。
【このテーマは今月の以下のエッセーでも取り上げています。】
1日 祈る愛
8日 必死の祈り
15日 イエスの祈り
22日 粘り強く祈る