多くの人は、幼いころに母親から学んだことによって、豊かに祝福されます。例えば、ウェスレー兄弟がそうです。ジョンとチャールズは、歴史に輝かしい足跡を残しました。愛に基づく規律と信仰の証が日常生活の指針だと身をもって教えた敬虔なクリスチャンの母なくして、それはあり得ないことだったでしょう。彼らの母スザンナ・ウェスレーは、17人の子どもたちのために、毎日1時間祈りました。さらに1週間に1時間ずつは、それぞれの子どもと信仰について話し合いました。このように育てられたジョンとチャールズが、神に用いられ、世界に祝福を届けたのは納得できる話です。

スザンナが、子どもたちをしつけるために従った原則は、次のようなものです。

1.　子どもたちの自我を抑えて神とともに行動する。
2.　子どもが話せるようになるとすぐに祈ることを教える。
3.　子どもが泣いて欲しがる物を与えるのではなく、子どもにとって良いものだけを、その子が礼儀正しく願ったなら与える。
4.　嘘をつかせないために、失敗しても正直に告白すれば罰しない。他方、悪いことをして反抗的な態度を取るなら決して見逃さない。
5.　良い行いには褒め言葉と褒美を与える。
6.　子どもに約束したことは必ず守る。

敬虔な母たちを敬いましょう。単に褒め言葉を言うだけでなく、母親の信仰が反映された人生を歩むことによって、母親に感謝を示しましょう。