夫婦関係について

     



主よ、ふたりが共に労苦すれば、良い報いがあると聖書は教えます。お母さんはお父さんと出会い、夫婦になって生活を共にしました。良いことばかりではなかったはずです。もし過去の出来事によって今も心に傷が残っているなら、どうかあなたの愛で癒してください。どうか言葉と行動によって互いを愛し続けていけますように。

今日は特に、母のために祈ります。何をするにも、神を敬って純粋な気持ちで行動できますように。穏やかな心で身を飾り、色あせることのない内面の美しさを持ち続けられますように。母の信仰と美徳によって、父も恵まれますように。

主イエス・キリストの名において祈ります、アーメン!

関連する聖書:伝道者の書4:9-12、 Ⅰペテロ3:1-6、4:8、 Ⅰヨハネ3:18

考えてみましょう


1. あなたが父と母の夫婦関係から学んだ教訓は何ですか。

2. どのようにして父と母に愛を示しますか。


親切な言葉



聖書のみことば:  箴言16:19-24

深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。―コロサイ3:12

友人のスコットは、仲睦まじい妻の両親を心から尊敬していたので、ある日、幸せな結婚生活の秘訣をふたりに尋ねました。すると義父のケンは、「お互いをいたわり続けることだよ」と答えたそうです。また別の友人は、私たち夫婦(その他の夫婦にも)に送る手紙の結びにいつも、「お互いに相手を大切にすることを忘れないでね」と書きます。

このふたりは、相手に親切にするというアドバイスをしていますが、それは素晴らしいことだと思います。というのも私たちは、ストレスの多い毎日の生活のせいで、自分の身近にいる人たちにイライラをぶつけてしまいがちだからです。ちょっとしたことで気を悪くしたり、小言を言ったりします。また、よく考えもせず相手を傷つけるような言葉を口走ったりします。

聖書の箴言は、人に接するとき、口に気をつけるように助言しています。箴言21章23節は「自分の口と舌とを守る者は、自分自身を守って苦しみに会わない」と語ります。また、「死と生は舌に支配される」(18:21)、「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし知恵のある人の舌は人をいやす」(12:18)と警告しています。スコットの義父ケンの「お互いをいたわる」というアドバイスから、「親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする」という箴言16章24節のみことばが思い浮かびます。

「主よ、私たちの心が今日、周囲の人を祝福することばで満たされますように」と祈りましょう。


優しい心は土で、優しい思いは根、優しい言葉は花、そして親切な行為は果実だ。


作者:Anne Cetas