御子の光の反射鏡
ノルウェーの小さな村リューカンは住み心地の良いところですが、冬の暗さだけが問題です。ここは高くそびえるガウスタトッペン山の裾野で谷間になっているので、一年のほぼ半分は太陽光が直接差し込みません。住民たちは長年、山頂に鏡を設置して太陽の光を反射させられないだろうかと考えてきました。最近まで実現不可能だった構想ですが、地元のアーティストが2005年に「ミラープロジェクト」を開始し、その案を実現に導ける人々を集め出しました。そして8年後、2013年10月に鏡が設置されたのです。住民たちは、太陽の反射光を浴びるために町役場前の広場に集まりました。