小説「シェーン」は、開拓農民のジョー・スターレットと、彼の家に立ち寄った謎の流れ者シェーンが友情を育む物語です。そのきっかけは、ジョーの土地にあった大きな木の切り株を、いっしょに取り除いたことです。ジョーがシェーンを喧嘩から助けたり、シェーンがジョーの農地の世話を手伝ったりするうちに、ふたりの友情は深まっていきます。ふたりは互いを尊重し、互いに誠実を尽くしますが、その関係は「ふたりはひとりよりもまさっている…どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす」(伝4:9-10)という聖書のみことばを反映しています。

ヨナタンとダビデの関係も、この原則をよく表しています。自分はサウル王に命を狙われている、とダビデが気づいたとき、ふたりの友情が試されました。ヨナタンは最初、それが信じられなかったのですが、ダビデは間違いないと言いました(Iサム20:2-3)。結局、ヨナタンが父サウル王に真偽を確かめ、その間、ダビデは荒野に身を隠すことになりました。そして、サウル王の殺意が明らかになると、ふたりの友は共に嘆き、ヨナタンは逃亡するダビデを励ましました(42節)。

イエスの救いを受け入れているなら、あなたにも真の友がいます。その友は、どんな時にも忠実で、あなたが倒れるときには抱き起こしてくれます。友イエスは、至高の愛を示してくださいました。あなたのために自らの命を犠牲にしてくださいました(ヨハ15:13)。