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Xochitl Dixon

Xochitl Dixon

ソーチル・ディクソン氏は、読者が神の恵みを喜んで受け入れ、キリストとの関係や人間関係を築くために励まし、支えることを目指します。執筆や講演活動をする中、xedixon.comにてブログを公開しています。趣味は歌を歌うこと、読書、写真撮影等です。また、一番の親友であり夫のW.アラン・ディクソンSr博士との結婚生活や子育ての毎日を楽しんでいます。(注:サイトは英語のみ)

寄稿一覧 Xochitl Dixon

イエスさまが愛してくれたから

息子のザビエルが幼稚園児の頃、小さな手を大きく広げて「これぐらいママを愛しているよ」と言うので、私も両手を大きく広げて「ママはこれぐらい愛しているわ」と答えました。手を腰に当てて「僕が先だよ」と言うと、首を振り「あなたがお腹にいたときからもう愛していたのよ」と答えました。すると息子は喜んで「ママの勝ち」と言いました。私は「二人とも勝ちよ。だってイエスさまが最初に二人を愛してくれたから」と答えました。

神よ、あなたの声です!

医者が赤ん坊グラハムの耳に初めて補聴器をつけました。彼は嫌がって大泣きしましたが、電源が入ると間もなく泣きやみ、目を丸くしてにっこり笑いました。自分の名前を呼んであやす母の声が聞こえたのです。しかし、その声の主が他の誰でもない母だと聞き分け、その言葉の意味を理解するようになるためには、まだ少し学習が必要でした。

御国第一のリーダー観

キリスト教児童書の作家団体に加わり、互いに祈り、互いの出版物をPRしだした時、「競争相手と協力するなんて」と言われました。しかし、私たちは御国第一のリーダー観と協働意識にコミットしています。お互いは競争相手ではなく、福音宣教という共通の目的を持って同じ王に仕える仲間です。私たちは協力してキリストの証人となり、できるだけ多くの人に福音を届けようとしています。

神は全てを造られた

水族館に入ると、3歳の息子ザビエルが私の手をぎゅっと握りました。「おっきい!」と指差した先には、実物大のザトウクジラの像が天井からつるされています。彼は興奮して展示を巡り、カワウソが餌をもらって水しぶきをあげるときゃっきゃと笑いました。私たち親子は、大水槽の前で、光に照らされたクラゲたちが水中を踊る様を静かに見つめていました。私が「神様は海の生き物を全部造ったのよ。ザビエルくんとママを造ったみたいにね」と言うと、息子は「すごいね」とつぶやきました。

神の愛の御手の内

持病が悪化し、先行きが分からず、自分で制御できないことに、恐怖を感じました。そんな時、フォーブス誌に「地球の自転速度」の記事が出ていました。科学者たちが、地球は自転軸の振動等により回転が速くなっており、地球の自転の加速は、史上初めて負のうるう秒を生み出すかもしれないと書かれていました。1年が1秒短くなっても大した損はないですが、地球の自転が変わるのは一大事のように感じます。ちょっと不安定というだけで、信仰がぐらつきます。しかし、神が制御されていると知るなら、未知の不安や不確実な状況があっても大丈夫です。

神の愛のサイクル

イエスを30歳で信じた後も多くの疑問がありました。聖書を読み出すとさらに疑問は増え、友人に言いました。「神の命令に全て従うなんて、どうしたらできるの? 今朝も夫に八つ当たりしちゃったのに」。友人は言いました。「とにかく聖書を読んで、イエスが愛してくださったように人を愛せますように、と聖霊にお願いして」。その単純かつ深淵(しんえん)な真実は、20年以上経った今も、神の偉大な愛のサイクルに沿って生きることを助けてくれます。

喜びの救い主

深夜に運転していて火事を見つけると、ニコラスはその家に駆け込んで4人の子どもを救い出しました。10代のベビーシッターが、1人足りないと気付いてそう告げると、ニコラスはちゅうちょせず再度火の海に飛び込みました。2階から降りられなくなると窓を割り、6歳の少女を抱えて飛び降りました。その時、消防・救援隊が到着しました。自分以上に人を思う彼の行動によって全員が救出されたのです。

希望を見いだす

海洋学者シルビア・アールはサンゴ礁の衰退を憂いて、「ホープスポット」(希望の海)の保全と発展を目的に「ミッション・ブルー」という団体を立ち上げました。世界各地の「ホープスポット」は「海の健康にとって極めて重要」な場所であり、皆の暮らしに影響を与えます。この地域を念入りにケアするなら、海中の生態系の保全と絶滅危惧種の保護が可能になるといいます。

希望の光

クリスマス休暇はがん治療センターに入院中の母を見舞う予定でした。私の願いはただ、母ともう1日、一緒に過ごすことでした。母のベッドの横に掛けられているはずだった赤い十字架。それは今、我が家の質素なツリーに掛けられています。息子がライトをつけました。小声で「ありがとう」と言うと、「どういたしまして」と息子。しかし、私の感謝は神に向けられていました。神は点滅する光を用いて、決して消えない希望の光に注目させてくださったのです。