1年で聖書を!
◆ ヨブ記20-21
◆ 使徒10:24-48
聖書のみことば 使徒11:19-26

 
弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。―使徒11:26


ハンス・ガイガー、マリー・キューリー、ルドルフ・ディーゼル、サミュエル・モース、ルイス・ブライユには共通点があります。それは、自分が発明(発見)したものに自分の名前がつけられていることです。この人たちの名は、「ブリタニカ発明百科事典」の「人類の生活に深く影響を及ぼした325の発明」の中に掲載されています。

私たちにも、キリストの名がつけられています。ルカは初代教会の様子を記していますが、その中で「弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった」(使徒11:26)と語っています。その後、使徒ペテロは、キリスト者と呼ばれ苦しむことを恥じてはいけないと言いました(Ⅰペテ4:16)。「キリスト者」という言葉は、もともとはキリストに従う人を軽蔑して呼ぶ名前でしたが、信徒たちにとってはキリストへの忠誠の証、すなわち栄誉の勲章でした。

オークランド大学の古典文学部の元学部長E.M.ブレイクロック教授は、「キリスト者」という表現は、1世紀において的を射た言葉だ、と語っています。「それは、その人に対する支持と忠誠を意味しています。『その人』とは、メシア(キリスト)。この言葉の現代における真の意味も、昔と変わりません…キリスト者とは、そう認めることがいかなる結果を招くかに関わらず、イエス・キリストが自らの主であると認める人のことです。」

私たちもまた、キリストに従う者ですから、「キリスト者」と呼ばれることを喜んでいます。救い主、主、そして友であるキリストの名がつけられていることを喜んでいます。    (David McCasland)

名前だけのキリスト者になってはならない。

【1年で聖書を!】◆ ヨブ記22-24 ◆ 使徒11