あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。―マタイ5：16

アメリカ西海岸のその町はかつて、最も福音を嫌悪する町でした。当時は町のカフェに、敵を呪う魔術の研修会のポスターが掲げられたりしたほどです。
　

このように反キリスト的な状況の中、いくつもの教会は、会堂建築の許可を市からもらうことで苦戦を強いられ、リーダーたちは悲鳴を上げていました。しかしそれは、地域の牧師たちが定期的にいっしょに祈る会を立ち上げ、イエスの愛を地域で実践するまでのことでした。彼らはホームレスの人、エイズで苦しむ人、また、非行少年たちに伝道し始めました。彼らは誠意と責任をもって、苦しむ人たちにイエスの愛を届けていきました。すると間もなく、市の関係者たちが教会に協力を求めるようになりました。さらに素晴らしいことに、人々が福音を受け入れて礼拝に参加し、教会が成長を始めたのです。　

ここに大切なことが証明されています。つまり、大声で主張する前に、きちんと行動で示さなければならない時もあるのです。イエスの愛について話を聞くのは、まずクリスチャンの生活の中にその愛を見てからだと、ほとんどの人は思っているでしょう（マタイ5：16）。また、キリストの愛を実践するならば、キリスト教をすごく毛嫌いする人でさえ、クリスチャンが同じ職場や同じコミュニティーにいることを喜んでくれるでしょう。そうすれば、イエスについて語る機会がいずれは訪れるのではないでしょうか。 （Joe Stowell）

福音を伝えるために、きちんと福音を生きよう。