真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい。―Ⅱテモテ2：15

国際的に評価の高いヴァイオリニストの五嶋みどりは、よい演奏をするためには毎日じっくり練習することが不可欠だと信じています。彼女は1年間に90回の演奏会という多忙なスケジュールのかたわら、毎日平均5、6時間は練習しています。ジェーン・アマソンはノースウエスト航空の機内誌に、彼女の言葉を書いています。「仕事のために練習しなければいけません。それも毎日。肝心なのは、時間の長さではなく、練習の質です。ヴァイオリンを弾けば練習したと思っている学生もいますが、彼らは聞いていないし、見ていません。教本を開いているだけで、勉強しているとは言えません。」

同じことが信仰の歩みについても言えます。使徒パウロはテモテに「真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい」と語りました（Ⅱテモ2：15）。「努め励む」というのは、常に一生懸命努力することです。適当に、いい加減にすることではありません。神との間のことでは、どんなことであっても努め励むべきです。
　

音楽家が卓越を目ざして励むように、私たちも自信をもって奉仕できるよう努力したいものです。そして、神を喜ばせることを追い求めて、他の人たちに上手にみことばを伝えましょう。

今日も懸命にみことばを学び、祈り、主に耳を傾けましょう。

（David McCasland）

神は時間をかけてしっかり耳を傾ける人に語られる。
また、時間をかけて祈る人の祈りに耳を傾けられる。