1年で聖書を!
◆ 創世記13-15
◆ マタイ5:1-26
聖書のみことば イザヤ書31:1-5

 
泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、―黙示録5:5


ケニアのマサイ・マラ動物保護区でくつろいでいるライオンは無害に見えました。ごろりと寝転がり、立派なたてがみをくしでとかすかのように、枝に顔をこすりつけていました。小川の水をゆったりと飲んだり、雑木の茂る乾燥した大地を、時間などおかまいなしという様子でのしのしと歩いたりしていました。牙を見せたのは、あくびをしたときだけでした。

しかし、穏やかな見かけにだまされてはいけません。ライオンがリラックスしているのは、恐れるものがないからです。食べ物に困らず、これといった天敵もいません。ライオンは、のんびり屋で周りに無関心のようですが、百獣の王です。ひとほえするなら、すべての動物が一目散に逃げ出します。
 

神はのんびりしておられると思うことがあります。神のみわざが目に見えないと、何もしておられないようだと結論づけます。私たちは、神をあざける人や神の存在を否定する人たちの言いたい放題を聞いて、なぜ神は自己弁護をなさらないのだろうと心配したり、首をかしげたりします。しかし神は「彼らの声に脅かされず、彼らの騒ぎにも動じ」ません(イザ31:4)。神が恐れるものは存在しません。このお方がひとたびほえたなら、悪口を言っていた人たちは、クモの子を散らすように消え失せてしまいます。

神の悪口を聞いて、私が心配しているのに、なぜ神は平気なのかと疑問ですか。それは、神がすでに万物を支配しておられるからです。「ユダ族から出た獅子」(黙5:5)であるイエスが勝利することは、分かり切ったことだからです。

(Julie Ackerman Link)

神が支配しておられるので、私たちは何も恐れるものがない。