1年で聖書を!
◆ 創世記23-24
◆ マタイ7

 
苦しみのうちに、私が主に呼ばわると、主は私に答えられた。―詩篇120:1


アラン・ピンカートンは、1800年代中期に活躍したアメリカの探偵です。連続列車強盗事件を解決し、就任式に向かうリンカーン大統領の暗殺計画を阻止したことで、有名になりました。彼はアメリカ合衆国で初の探偵事務所を開きましたが、見開いた目の下に「我々は決して眠らない」と書かれたロゴマークによって、さらなる注目を集めました。

「しっかり守られていて安全」と感じられたなら最高です。ドアの施錠が万全で辺りも静かで平穏なら、夜はやすらかに眠れます。しかし、ベッドに横たわったまま、恐ろしい現実や将来の不安におびえている人も少なくありません。地域で物騒なことが起きていたり、配偶者や子どもの家庭内暴力におびえていたりで、心の休まらない人たちがいます。また、別の人は、重病の子どもがきちんと息をしているかしらと見守りながら、不安な夜を過ごします。
 

「このようなときはわたしを呼び求めなさい」と、愛に満ち溢れた神が励まされます。神は「まどろむこともなく、眠ることもない」(詩121:4)のです。詩篇34篇15節は「主の目は正しい者に向き、その耳は彼らの叫びに傾けられる」と語ります。

元祖私立探偵のピンカートンは腕利きだったでしょうが、本当に眠らない眼をお持ちの方は神です。神は「正しい者が助けを叫び求めるとき、主は聞いて、彼らをそのすべての悩みから助け出され」ます(詩34:17 口語訳)。

(Cindy Hess Kasper)

神が起きておられることを覚えているなら、安心してやすらかに眠れる。