1年で聖書を!
◆ 創世記33-35
◆ マタイ10:1-20

 
私はあなたの恵みに拠り頼みました。―詩篇13:5


ある状況を指して、それが良いのか悪いのか、本当にわかるでしょうか。例えば、家族旅行に出発しようとした日、車が故障してしまいました。修理工場に持って行くと、整備士が言いました。「出発する前で良かったですよ。出かけていたら、途中で火事になっていたかもしれません。」予定変更は面倒なので、これは「悪い」でしょうか。それとも、神の守りに感謝して「良い」としますか。

または、あなたにとって全く意味のないことに、子どもが関心を持つかも知れません。あなたは、子どもが高校では運動部に入って競技してくれることを願っていましたが、本人は、吹奏楽部に入ってオーボエを吹きたいと言い出しました。あなたはいらいらするかも知れません。ところが、彼女には音楽の才能が隠れていたようで、結局、奨学金をもらって音楽を続けることになりました。あなたの夢は叶わなかったのです。これは「悪い」ですか。それとも、神が親の予期しない方法で娘を導いてくれたのですから、「良い」ですか。
 

神の働きが見えにくいことがあります。神の神秘は、私たちの目に常に明らかではありません。また、人生の旅路は、しばしば制御不能になり、遠回りをさせられます。たぶん、神がより良い道を示そうとされているのでしょう。

「悪い」と見えることからでも必ず益を得るためには、「私はあなたの恵みに拠り頼みました」(詩13:5)と言って、神を信頼しなければなりません。そうすれば、「私は主に歌を歌います。主が私を豊かにあしらわれたゆえ」(6節)と賛美できるでしょう。

(Dave Branon)

何が起こるかはコントロールできないが、できごとに対する姿勢はコントロールできる。