1年で聖書を!
◆ 出エジプト記14-15
◆ マタイ17
聖書のみことば エペソ2:1-10

 
あわれみ豊かな神は、……その大きな愛のゆえに、……この私たちをキリストとともに生かし、―エペソ2:4-5


レイ・ステッドマン牧師は、礼拝に来られなくなってしまった青年の話をしてくれました。この青年は、職場でカッとなって怒ったり、同僚に意地悪したりすることがありました。それなのに、日曜日になると何食わぬ顔で教会に来るのは偽善者のように感じ、礼拝に出られなくなってしまいました。

ステッドマン牧師は言いました。「偽善者とは、本来の自分とは別人のように振る舞う人のことです。あなたは、教会ではクリスチャンのように振る舞っています。ですから、あなたは教会では偽善者ではありません。」青年はハッとしました。自分が偽善者だったのは、どこだったのか気づいたのです。問題の解決は教会を避けることではなく、職場の自分を変えることでした。
 

偽善者を意味する語源はギリシャ語で、「演じている役者」という意味です。つまり、自分とは違う人のふりをすることです。私たちは時として、イエスを信じる者という本来の自分を忘れてしまいます。自分は、神に説明責任を負う者であることを忘れてしまいます。そして、「今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました」(エペ2:2)という昔の姿になってしまい、「偽善者」となってしまうのです。

昔の姿に戻って、今の自分とは違う人のように振る舞ってはいけません。そうではなく、神の恵みによって、「キリストとともに」(5節)生かされていることが明らかになるように生きていきましょう。そうすれば、偽善は必ず癒されます。

(Dave Branon)

言行不一致のクリスチャンは、誰よりもサタンを助ける。