1年で聖書を!
◆ 民数記23-25
◆ マルコ7:14-37
聖書のみことば Ⅱテモテ4:1-8

 
私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。
―Ⅱテモテ4:7


コルト・マッコイは、テキサス大学フットボールチームのクオーターバックです。2009年のシーズン中、試合後のインタビューでは毎回必ずひと言めに、「プレーさせてくれた神さまに感謝します」と言いました。しかし、シーズン最終戦となるナショナル・チャンピオンシップ・ゲームで負傷してしまい、チームが負けていくのをベンチで見守るしかありませんでした。

試合後、彼はテレビのリポーターに言いました。「どうしてもこの試合でプレーしたいと思いました…でも、どんなときも『神に栄光あれ』です。なぜ、こんなことになったんだろうと悩んだりはしません。神が、僕の人生を管理しておられ、僕が岩の上に立っていることだけは、ちゃんと分かっていますから。」
 

使徒パウロは、何度も神に救出されましたが、それでも、自分の思い通りに事が運ぶようにと固執することはありませんでした。彼は、ローマの監獄からテモテへこう書き送りました。「私は今や注ぎの供え物となります。私が世を去る時はすでに来ました」(Ⅱテモ4:6)。目標に達しなかったのだから、パウロの人生は敗北だったという人もいるかもしれません。ところが、パウロ自身の見解は全く逆です。「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました」と語り(7節)、義の栄冠を心待ちにしていたのです(8節)。

神と共に歩むなら、神の誠実を賛美できます。勝っても負けても、神の真実は変わりません。

(David McCasland)

どんな変化の中でも、神の誠実は変わらない。