1年で聖書を!
◆ 申命記14-16
◆ マルコ12:28-44
聖書のみことば 詩篇103:1-10

 
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。―詩篇103:2


わあっという歓声が外から聞こえてきたので、何の騒ぎかと興味をそそられました。カーテンの隙間から覗くと、ふたりの少年が、消火栓から勢いよく吹き出す水を浴びて遊んでいました。その溢れ出る水は、降り注ぐ神の恵みを連想させ、「日々、私たちのために、重荷をになわれる主」(詩68:19)を忘れないことがいかに大切かを、思い出させてくれました。

私は、神から数えきれない良いものをいただいていると知っているにも関わらず、車が故障したり、家族がインフルエンザになったり、人間関係にひびが入りそうになった途端、不満がもたげて、神の恵みが見えなくなります。そして、恵みは消火栓からの放水ではなく、蛇口からポタポタ落ちる水の滴であるかのように感じてしまいます。
 

ダビデが「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」(詩103:2)と語っているのはおそらくこのためでしょう。さらにダビデは、私たちを助けるために、信じる人たちの上に降り注ぐ神の恵みの数々を列挙しています。神は、私たちのすべての咎を赦されます。病をいやし、わざわいから救い出してくださいます。恵みとあわれみの冠をかぶらせ、私たちの一生を良いもので満たしてくださいます(3-5節)。

神の恵みを見逃さないようにしましょう。今日、溢れるばかりの祝福を心に刻む時間を取りましょう。

(Jennifer Benson Schuldt)

恵みを足していくと喜びが拡大する。