1年で聖書を!
◆ ヨシュア記7-9
◆ ルカ1:21-38
聖書のみことば 箴言16:20-28

 
親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする。―箴言16:24


世の中の話題が、経済危機などの憂鬱なニュースばかりだったとき、パーデュー大学のふたりの学生が、大学のみんなを明るくしようと決めました。キャメロン・ブラウンとブレット・ウェストコットは、水曜日の午後の120分間、キャンパスの人通りの多い歩道に「無料で褒めます」と書いた大きな看板を立て、通り過ぎる人たちに「その赤いコート、良く似合うよ」、「そのスノーブーツかっこいい!」、「とても素敵な笑顔だ」などと言って褒めるのです。彼らの暖かい言葉を聞きたくて、水曜日はわざと「褒め屋」のいる場所を通るという学生もいます。

このふたりは、褒めることを目的に、人々を観察しています。批評をしたり、あら探しをしたりするためではありません。わたしはそのことにハッとさせられました。私はクリスチャンとして、そういう目で日常的に他の人たちを見つめていたでしょうか。
 

私たちの口から出る言葉の源は、口よりずっと奥にあるものだということを知るならば、あらを探して「焼き尽くす火のよう」(箴16:27)に語るのではなく、別の対応ができるはずです。「知恵のある者の心はその口をさとし、そのことばに理解を増し加える。親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする」(23-24節)と聖書が語るとおりです。

暖かい言葉は無料ですが、金銭では換算できない元気をくれます。今日、誰かを励ましてみませんか。

(David McCasland)

優しい褒め言葉は心にふわっと落ちるが大きな力がある。