1年で聖書を!
◆ 士師記16-18
◆ ルカ7:1-30
聖書のみことば 使徒11:19-26

 
彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた。―使徒11:24


マーク・グラハム陸軍少将は、2年間、コロラド州のフォート・カーソン基地の司令官でした。彼は兵士たちに親切に接することで知られ、みんなに愛されていました。軍の同僚は、「彼ほど思いやりがあって、兵士たちとその家族の幸せを気にかける指揮官に会ったことがありません」と話しました。マークと妻のキャロルは、ひとりの息子を自殺で失い、もうひとりの息子を戦闘で亡くしました。そのようなことがあって、ふたりは決心しました。任務が原因で心に病を負った兵士やその家族たち、また、戦死した兵士の家族たちを助けるために、自分たちをささげることにしたのです。

聖書の「使徒の働き」には、人の世話をしたり、人に心を配ったりすることで知られていた、ひとりのクリスチャンが登場します。彼の名前はヨセフですが、初代教会の使徒たちは、彼をバルナバ(慰めの子)と呼んでいました。使徒たちは、サウロの回心が真実でないかもしれないと疑っていましたが、バルナバはサウロの保証人となりました(使9:26-27)。後には、アンテオケのクリスチャンたちを教育するために、タルソまで赴いてパウロを連れてきたのです(11:25-26)。また、前回の宣教旅行で失敗したマルコに、もう一度チャンスを与えようともしました(15:36-38)。
 

心の中にある親切心が行動となって現れるのが「思いやり」です。それは、日々、神に仕える人が身につけるユニフォームです(コロ3:12)。神のあわれみによって、私たちも、思いやりで知られる人となれますように。

(David McCasland)

真の思いやりは、行動を伴う愛だ。