ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。
―Ⅰコリント11：28

私は毎年、健康診断を受けます。健康診断とは定期的に病院に行って、医者に身体をつつかれたり、尿や血を検査されたり、機器で観察されたりすることです。これを怖いと思う人も、少なくないでしょう。どんな検査結果が出るのか、医師に何と言われるか、私たちには分かりません。しかし、私たちは自分の体の健康状態を把握しなければなりません。そして、その健康を保つためには必要なことを知らなくてはなりません。

クリスチャンの霊的な健康についても同じことが言えます。私たちは時々、立ち止まって、自分の心の中と、自分の生活態度を思い返してみなければなりません。
　

自己吟味をすべき大切な時のひとつは聖餐式です。パウロは、コリントの教会に手紙を送り、ふさわしくないままで主のパンを食べ、主の杯を飲んでいる人たちに対して、「ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい」と指示しました（Ⅰコリ11：28）。キリストが私たちのために死んでくださったことを思い起こすとき、厳粛さの中ではっきりと示されることがあるかもしれません。聖餐式は、イエスが私たちのために払ってくださった代価について考えるときなので、私たちの心について、そして人間関係について、熟考する最も良いときと言えます。まず、自分の霊的な健康状態と素直に向き合いましょう。そして、「主の御名によって前進するのに必要な、あなたの恵みをください」と、主を信頼してお願いしましょう。

今日は、あなたが霊の健康診断をすべき日ではありませんか。

（Bill Crowder）

自己吟味は、全てのクリスチャンが受けるべき検査だ。