1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記17-18
◆ ルカ11:1-28
◆ Ⅰサムエル記17-18
◆ ルカ11:1-28
聖書のみことばⅠサムエル記
17:32-37
17:32-37
獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。―Ⅰサムエル記17:37
アメリカ合衆国の1セント硬貨、ペニーは軽んじられていて、道に落ちていても人は拾おうともしません。しかし、慈善団体はペニーが積もり積もって多額になることや、子どもたちは気前良く寄付してくれることに気づいています。慈善団体に小額の寄付をつづけている人のひとりは「小さな寄付金が、大きな違いを生む」と語っています。
聖書のダビデとゴリアテの物語は、世間的に見て大したことがない人でも、その人が神に確かな信頼を寄せているなら、周囲の有能な人たちより秀でていることを描いています。巨人ゴリアテと対決したいとダビデが言ったとき、サウルは「あなたは、あのペリシテ人のところへ行って、あれと戦うことはできない」と言いました(Ⅰサム17:33)。しかしダビデは、自分を過去に救ってくださったお方を信じていました(37節)。
ダビデは「ペニー症候群」ではなく、圧倒されるほどの問題に直面しても、劣等感や無力感にさいなまれたりしませんでした。もし、サウルの悲観的な意見やゴリアテのおどしに耳を傾けていたなら、何もできなかったでしょう。しかし、ダビデは勇敢に行動しました。神を信頼していたからです。
1兆ドルの赤字にペニーなど役に立たないと考えるのは簡単です。しかし、すべての状況で主に従うなら、「ちりも積もれば山となる」のことわざどおりです。一人ひとりのクリスチャンが、大きなことであれ、小さなことであれ、信仰によって行動するならば、全体では大きな違いが出てきます。ひとつひとつのペニーを軽視することはできません。
信仰に率いられるなら、勇気がわいてくる。