1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記24-25
◆ ヨハネ5:1-24

 
私が誇り高ぶる者をねたみ、悪者の栄えるのを見たからである。―詩篇73:3


人生は不公平だと思ったことがありませんか。イエスの教えに従って生きようして大変な状況にあるなら、そんなことを気にかけない人たちの人生が順風満帆なのを見てイライラするかもしれません。いんちきをした人がビジネスに成功したり、どんちゃん騒ぎに興じている人が健康でいる一方、あなたやあなたの家族が病気で苦しんだり、経済的な問題をかかえたりしているなら、裏切られたような気分になるでしょう。善良であっても何も良いことはないと思えてくるかもしれません。

もしそう思ったことがあるなら、詩篇73篇の作者は、あなたの仲間です。彼は、悪が大いに栄えるのを見て「確かに私は、むなしく心をきよめ、」と記しました(13節)。しかし、このあふれる思いは、神のご臨在の中で過ごすことを思い出したときに変化していきました。彼は言います。「ついに、彼らの最後を悟った」と(17節)。
 

神とともに時を過ごし、神の視点で物事を見ることを学ぶなら、私たちの物の見方はまったく変わります。今はイエスを信じないという人の状態をうらやましく思うかもしれませんが、終末の裁きの場ではそうは思わないでしょう。この世の戦いにいっときだけ勝っても、天国を取られてしまっては、何にもなりません。

詩篇の作者のように、この世の人生に主のご臨在があること、そして、永遠のいのちをくださると主が約束しておられることを感謝して、主を賛美しましょう(25-28節)。人生が不公平だと感じるときでさえ、必要なものはただひとつ。それは、主です。

(Joe Stowell)

神と一緒に過ごす時間を持つなら、すべてのことを大局的に見られるようになる。