1年で聖書を!
◆ Ⅰ歴代誌7-9
◆ ヨハネ6:22-44
聖書のみことば ピリピ4:2-7

 

何事でも自己中心や虚栄からすることなく、―ピリピ2:3

我が家のバルコニーから20階建てのアパートが解体される様子が見えました。わずか1週間ですべて終わってしまい、そこでは今、別の建物が建築中です。この建築工事は夜間も週末も休みなく続いていますが、数ヶ月たった今もまだ竣工していません。築き上げるより破壊する方がずっと簡単なのです。

壊すことと築くことについては、建物と同じことが人間関係にも当てはまります。パウロは、ピリピ人への手紙4章2節で「ユウオデヤに勧め、スントケに勧めます。あなたがたは、主にあって一致してください」とふたりの婦人に書きました。この婦人たちの争いが解決されなければ、ピリピの教会の証が台無しになってしまう危険がありました。そういう訳で、ふたりに力を貸して関係回復に努めさせてほしいと、「真の協力者」(3節)にも強く求めました。

 
悲しいことですが、クリスチャン同士でも争うことがあります。しかし、私たちはすべての人と平和を保とうとすべきです(ロマ12:18)。私たちが自分たちの争いを解決できないなら、犠牲を払って築き上げられたキリストの証は台無しになってしまいます。壊れた人間関係を修復するには、多くの努力と時間が必要です。しかし、これは価値ある努力です。廃墟の中から新しい建物が立つように、和解したクリスチャンはさらなる力を得て立ち上がります。

私たちも、自分の言動を通して互いを高め合うように努力しましょう。

(C.P.Hia)

ひとつになるなら、ひとりよりふたりがよい。