救いを祈る
映画『ハドソン川の奇跡』は、エンジン停止した旅客機をニューヨークのハドソン川に着水させた実話を描いています。乗客・乗員全員を脱出させ、最後に救助フェリーに乗ったサリー(愛称)機長は、船を降りると職員に言いました。「負傷者の数とけがの程度を知らせてください。それから、人数の確認を。乗客・乗員で155人です」。「あなたの具合は?」と問われると、「155人の人数確認が終わってから、お答えします」と返答しました。
神による賜物の転用
ティム・マラン氏は、巨大船を海底に沈める技術者です。その目的は、人工礁として再利用するためです。特に、ユナイテッド・ステーツ号のような巨大客船は、魅力的なダイビングスポットになるでしょう。また、海岸の浸食を抑制するので海岸線の保護にも役立ちます。船は、海上航行の役目が終わっても、海底で役立つのです。
物事の本質
神学の講義をモスクワでした時、地下鉄に乗って昼食に行きました。天気は良く、授業も順調だったので、上機嫌で口笛を吹き始めました。すると、乗客たちは皆、「この人は気が変にでもなったのか!」という目で、こちらをじろりと見ました。私は、学校のスタッフに、皆、いろいろ大変で落ち込んでいるみたいだ、地下鉄で口笛を吹いたらにらまれた、と言いました。すると彼女は、「確かにいろいろ大変ですが、それが乗客の反応の理由ではありません。公共の場での口笛はここでは無礼なのです」と、丁重に教えてくれました。
気前の良さという遺産
母方の祖父母には本当にかわいがってもらいました。よくカリフォルニアからコロラドの私たちの家に来てくれ、私たちも祖父母の家に行くことを楽しみにしていました。私たち姉妹が成長するにつれて、祖父母との会話は、子どもの頃の他愛ない会話から、価値観や人生観、例えば金銭管理のことなど、より真剣な話題へと広がっていきました。彼らは、生きている間は、私たちを支援するけれども、子や孫に財産は残さない、慈善団体に寄付すると言っていました。
信仰が成熟する集い
カリフォルニア州モントレー湾で、15頭のカマイルカが2000頭以上のイルカの大群に加わるところが目撃されました。イルカは、種類の違う個体が集まって群れを作り、捕食者から身を守ったり、交流したりすることがあります。それでも、これほど大規模な群れは、めったに見られません。
相手が誰であっても
米国の39代大統領、ジミー・カーターは、妻ロザリンと77年間、連れ添いました。長く幸せな自身の結婚生活の秘訣を聞かれると「ふさわしい相手を選んだこと」、それ以外は、和解、コミュニケーション、真剣な信仰が、良い結婚の三要素だと述べました。
忠実に仕えるとは
ある木曜日。染みのついたカーペットの上にパイプ椅子が並べられた教会の一室には、弔問客のために、店で買ったクッキーが並べられていました。とても質素な葬儀でしたが、説教者だけは例外でした。その人は、数千人収容のスタジアムで説教することもある有名な牧師でした。その日、その人は、この小さな集まりで、スタジアムでと同じように、熱く、神の御言葉を語りました。
キリストの輝き
私たちのテーブルを担当していたウェイトレスは、薄暗い店内で、眉間にしわを寄せてオーダーを取っていました。すると、一人が「暗くても見やすいように」と、持っていたライト付きのペンをプレゼントしました。彼女の表情はパッと明るくなり、体全体からうれしさが輝くようでした。ライトをオン・オフするしぐさから、その喜びは明白でした。その人は、彼女が離れると、ユーモアを込めてそっと言いました。「あのペンのおかげで、きっと明るい一日になったよ」
人格を築く慈しみの傷
あるリサーチによると、Z世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれの人)は、お世辞やうわべの褒め言葉を敏感に察知するそうです。彼らは、率直な言葉や純粋なリスペクトに価値を置いているので、親切心から出た言葉でもうそっぽさを嫌います。おだてられるより、人格を信じてもらいたいのです。本当のことが語られるとき、自分に真剣に向き合ってもらっている、自分がリスペクトされていると感じます。しかし、これは、世代を超えた真実ではないでしょうか。