1年で聖書を!
◆ 詩篇40-42
◆ 使徒27:1-26
聖書のみことば 詩篇40:1-5
 
夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。―詩篇30:5

アンジーは、濃い霧の中で車を運転していて前がよく見えず、トラックに正面衝突してしまいました。大ケガをして脳にひどい損傷を負い、その後遺症で寝たきりになりました。また、話すこともできなくなってしまいました。

あの事故から何年も経ちますが、私は、アンジーの両親が見事に立ち直っていく様子をずっと見させてもらっています。最近、「立ち直りの鍵は何ですか?」と尋ねました。すると彼女の父親は、考えながら答えました。「心から言えることは、神に近づくことによってのみ、私たちはやって来られたということです。神が、立ち直る力をくださったのです。」
 

妻もうなずきました。そして、事故当時の悲しみはあまりにも深く、この先もう二度と喜びを感じることはないのではないかと思ったと言いました。けれども、神を信頼して歩むうちに、数々の思いがけない出来事が起こりました。それらはアンジーと彼女の家族全体に対する身体的、物質的、そして霊的な配慮といえるものでした。アンジーが言葉を口にすることはもうないかもしれません。しかし今では、こぼれる笑顔を見せてくれるそうです。これは両親に大きな喜びを与えています。ふたりの好きな聖書のみことばは、「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある」(詩30:5)です。

あなたは、尋常ではない悲しみを経験したかもしれません。ならば、愛する主に頼りましょう。涙のただ中にも、喜びの日の訪れが約束されています。

(Dennis Fisher)

あなたの悲しみを「悲しみの人」であるイエスにゆだねよう。