1年で聖書を!
◆ 詩篇46-48
◆ 使徒28
聖書のみことば マタイ6:16-18
 
断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。―マタイ6:16

数年前、私たちの教会では、数回の礼拝メッセージを通して、旧約聖書の幕屋について学びました。神はアカシヤ材で机を作って、その上に「供えのパン」を置くように命じられました(出25:23-30)。私は、この部分からメッセージを取り次ぐ準備として、人生初の断食を数日間行いました。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(申8:3)という真理を実際に体験したかったのです。自分の大好きな「食べる」という行為を、最愛の神のために絶ってみたかったのです。そして、断食をしている間、イエスがマタイの福音書6章16~18節で教えているとおりにしようと決めました。

イエスはまず、禁止の命令を与えられました。「断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません」です(16節)。それから、「自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい」という前向きな行動を命じられました(17節)。このふたつの命令が意味していることは、人の注目を自分に当ててはならないということです。イエスが教えられたのは、断食を当人だけが知っている、犠牲であり礼拝行為にするということです。宗教的な優越感が入り込む隙を与えてはいけません。イエスの約束は「隠れた所で見ておられるあなたの父が報いてくださいます」でした(18節)。
 

断食は必須ではありませんが、自分の大好きなことを放棄するなら、愛する神をさらに深く経験できるかもしれません。神は、ご自分の臨在によって報いてくださいます。

(Marvin Williams)

食卓から離れることで御父に近づくことができる。