1年で聖書を!
◆ 詩篇68-69
◆ ローマ8:1-21
聖書のみことば 詩篇68:1-10
 
みなしごの父、やもめのさばき人は聖なる住まいにおられる神。―詩篇68:5

末の息子が陸軍に入隊したとき、これから大変なことになると覚悟しました。息子は危険なところに行き、体力的にも、精神的にも、また霊的にも試練に直面するでしょう。またある意味で、私たちの家は、彼にとってはもう完全に自分の家ではなくなるのです。彼が入隊するまでの数ヶ月間、私たち夫婦は感情をぐっと押し殺して、この現実に耐えていました。

息子が入隊する日が来ました。私たちは彼をしっかりと抱きしめ、別れの言葉を言いました。この瞬間のための心の準備は、とてもできていませんでした。しかし、そんな私を残して、息子は新兵駐屯地に歩いて入って行きました。これほど辛い別れはなく、心の痛みは耐え難いものでした。大げさだと思われるかもしれませんが、自分がこれほど涙を流した出来事は、いまだかつてありません。辛い別れと喪失感は、鋭い刃物で胸を突き刺されたようでした。
 

このようなとき、最愛の息子と別れる心の痛みをご存じの、天の父がおられると知っているのは、何と感謝なことでしょう。私の神は「みなしごの父、やもめのさばき人」(詩68:5)と言われるお方であることを感謝します。もし神が、寄る辺ない子どもや婦人の世話をしてくださるならば、私にも目を留めてくださるはずです。息子との別れに苦しむ私を慰めてくださるでしょう。

(Bill Crowder)

いつもともにいてくださる神を忘れると、孤独がやって来る。