1年で聖書を!
◆ 箴言19-21
◆ Ⅱコリント7
聖書のみことば Ⅰサムエル記15:17-30
 
何事でも自己中心や虚栄からすることなく、―ピリピ2:3

職場の査定に「野心に欠ける」とは書かれたくないでしょう。野心に欠けた社員が、組織のトップに登りつめることはめったにありません。何かを達成したいという強い願望なしには、何事も成すことができません。しかし、野心には影もあります。多くの場合、自分を押し上げるために頑張るのであって、人のために立派なことをするのではないからです。

イスラエルの王の多くがそうでした。初代国王サウルも例外ではありません。初めは謙遜でしたが、次第に、自分の地位は自分のものだ、と考えるようになりました。サウルには、神に命じられた特別な任務がありました。それは、神の選民であるイスラエルの人々を導いて、他国の人々に神の道を示すことでした。しかし、その役から解かれたとき、サウルは自分のことしか考えていませんでした(Ⅰサム15:30)。
 

多くの人は、地位と力を手に入れて人の上に立つためなら手段は選ばない、と野心を燃やします。そんな世の中にあって神は、ご自分の民に、新しい生き方を示しておられます。神は、何事も自己中心的な野心からしてはなりませんと言われます(ピリ2:3)。また、私たちを惑わせる「いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨て」なさいとも語られます(ヘブ12:1)。

本当にトップまで登りつめたいのなら、あなたの野心を、心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、神を愛するために使いましょう(マコ12:30)。そして、謙虚に神に仕えましょう。

(Julie Ackerman Link)

神に焦点を当てないなら、その野心は長期的な視野に立っていない。