1年で聖書を!
◆ 伝道者の書1-3
◆ Ⅱコリント11:16-33
聖書のみことば 伝道者の書3:1-8
 
泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。―伝道者の書3:4

人生は山あり谷ありだ、と言うなら、たいていの人は同意するでしょう。賢い王であったソロモンも、そのとおりだと信じていました。そして、移り変わる状況をどう受け止めるべきか、思いを巡らしました。彼は伝道者の書に「何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。…泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある」と記しています(3:1-4)。ソロモンの父であるダビデは「神の心にかなう人」(Ⅰサム13:14、使13:22)と言われていました。それにもかかわらず、彼の人生は、何と浮き沈みの多かったことでしょう。彼は、バテ・シェバとの間に生まれた初めての子どもを病気で失い嘆きました(Ⅱサム12:22)。しかし、賛美と喜び、そして笑いに満ちた都上りの歌も書いています(詩126:1-3)。反乱を起こした息子のアブシャロムが死んだときには、深い悲しみを体験しました(Ⅱサム18:33)。一方で、神の箱がエルサレムに運び込まれると聖霊に触れられて大喜びし、主の前で力いっぱい踊りました(Ⅱサム6:12-15)。

クリスチャンの人生は常に平穏で幸福であるというなら、それは偽りの発言です。聖書に描かれたクリスチャンの人生は、良いときも悪いときもあるという人生でした。今、あなたはどんなところを通っていますか。喜びのときも、悲しみのときも、それぞれのときが主を求めるときでありますように。主を信頼して歩むときでありますように。

(Dennis Fisher)

良いときも悪いときも、そこを通っていくために、信仰が必要だ。