1年で聖書を!
◆ 伝道者の書4-6
◆ Ⅱコリント12
聖書のみことば Ⅱペテロ3:1-13
 
主は……その約束のことを遅らせておられるのではありません。
―Ⅱペテロ3:9

多くの人は2008年秋のできごとを覚えているでしょう。それは、1929年に起こった世界大恐慌以来の経済危機の始まりでした。その後、多くの人は職を失い、家を失い、投資資産を失いました。一年後、アメリカ連邦準備理事会の元議長、アラン・グリーンスパン氏は英国放送協会(BBC)のインタビューに答えて、平均的な人は、あのような状況が再び起こることはないと思っている、と示唆しました。そして、「長い間、繁栄を謳歌していると、その状態がずっと続くと考えてしまうのが、人間の変えられない習性なのです」と語りました。

これからも今までのように続くというのは、21世紀特有の考え方ではありません。ペテロは紀元1世紀の人ですが、「キリストの来臨の約束はどこにあるのか。父祖たちが眠った時からこのかた、何事も創造の初めからのままではないか」とあざける人たちがいたと記しています(Ⅱペテ3:4)。この人たちは、今までどおりの生活が続き、イエスは再臨されないと考えていました。
 

イエスは再び来られると言われたのに、それが実現しないかのように、神に不従順な生活を続ける人がいます。しかし、イエスの再臨がまだなのは、神が忍耐しておられるからです。神は「ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられ」るので(Ⅱペテ3:9)、我慢して人々の悔い改めを待っておられるのです。

使徒パウロは、クリスチャンは「慎み深く、正しく、敬虔に生活」すべきだと教えています(テト2:12)。キリストは必ず再臨されるからです。
さて、あなたは主にお会いする準備ができていますか。

(C.P.Hia)

イエスがいつ来られても良いように、常に準備しておこう。