1年で聖書を!
◆ エレミヤ書27-29
◆ テトス3
聖書のみことば 箴言15:1-7
 
知恵のある者の舌は知識をよく用い、愚かな者の口は愚かさを吐き出す。
―箴言15:2

私は、ベラルーシのミンスクの地下道を友人のユリヤと彼女の娘アナスタシアと歩いていました。すると突然、汚いコンクリートの地面に顔面が衝突して、気づいたら口の中が砂利や砂でいっぱいになっていました。どういうわけか、転んだのです。何ということでしょう。「ペッ!」と吐き出しても、汚いものはすぐには出ていきません。

私はあの恥ずかしい出来事でイヤなものを口の中に入れてしまいましたが、聖書は、口の中に入れるものより、口から出てくるものを警戒しなさいと教えています。
 

箴言15章の作者は「愚かな者の口は愚かさを吐き出す」と言いました(2節)。ここで「吐き出す」と訳された単語を文字通り訳すなら「爆発して放出する」です。性急な非難、怒気に満ちた言葉、また言葉の暴力は、人の人生に計り知れない害を及ぼします。使徒パウロは、ずばり「悪いことばを、いっさい口から出してはいけません」と語りました(エペ4:29)。汚い言葉はいけません。パウロはまた「偽りを捨て…真実を語りなさい」と述べ、うそはダメだと言いました(25節)。また、「無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい」とも述べました(31節)。他人を全否定するような言動は論外です。私たちの口から出る言葉は、人を成長させる健全な言葉であるべきです。

私たちは口に入れる物に注意を払いますが、それも道理です。しかし、神のみこころにかなうためには、口から出ることばを厳しく律しなくてはなりません。

(Dave Egner)

心の思いに気をつけよう。それが口から飛び出してくるかもしれないのだから。