1年で聖書を!
◆ エゼキエル書18-19
◆ ヤコブ4
聖書のみことば 詩篇107:31-43
 
主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。……主に贖われた者はこのように言え。―詩篇107:1-2

お礼を言う理由は、相手のくれたものに対して、どれほど感謝しているかを伝えることです。作家のG.B.スターンは、「無言の感謝は誰にとっても無意味だ」と語りました。

相手の顔をきちんと見ずにうつむいてもごもご言っても、「ありがとう」をしたことにはならないと、よく子どもたちに言い聞かせたものです。私たち夫婦は、長年連れ添った夫婦であっても、相手に対する感謝をきちんと表すことが大切だと、今でも思っています。もし、既に感謝を伝えた事柄であったとしても、それがありがたいと思ったなら、何度でも「ありがとう」と口に出して言うようにしています。人々に影響を与える名言を残したウィリアム・A・ウォードは、「感謝の気持ちがあって、それを口にしないのは、プレゼントをラッピングしても、それを渡さないのと同じことだ」と語っています。
 

感謝の意を伝えるのは、人間関係にとって大切なことです。しかし、感謝を言い表すことは、人と神との関係では不可欠だと言えるのではないでしょうか。自分の受けた数々の恩恵に対して、昼夜を問わず神に感謝していますか。また、御子の死と復活によって受けた贖罪という最大の贈り物に対して、私たちの心は畏敬と感謝の念であふれているでしょうか(ロマ6:23、Ⅱコリ9:15)。

詩篇107篇1節は「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い」と語ります。このみことばを心に刻み、忘れないようにしましょう。

(Cindy Hess Kasper)

神の最高の贈り物は、私たちの深い感謝の念を呼び起こすはずだ。