海外を旅していたとき、偶然、同郷の人と知り合いました。その人は弁護士でしたが、話の途中で「スティルウェルさんとおっしゃいましたか？」と言われたので、「いいえ、ストーウェルです」と答えました。すると彼は、自分の顧客のひとりが、スティルウェルさんなのだと言いました。「アート・スティルウェルさんですか？」と尋ねると、驚いたことに「そうです」とのことでした。アート・スティルウェル氏は、私が牧師をしていた教会の会員で、その地域では有力な実業家でした。

この弁護士は、アートさんのような顧客はいないと話しました。彼によると、ほとんどの人は、厄介な状況から抜け出すためなら何でもして欲しいと弁護士に言いますが、アートさんは違うのだそうです。彼は必ず「ただ、正しいことをしてください」と答えるのです。この弁護士が、アート氏を尊敬しているのは明らかでした。
　

世の中は、己の利益だけを考える人たちで満ちています。ですから、自分の願いや決断の行方をキリストに委ねて、どんな結果でも受け入れていくなら、それは周りの人たちと際立って違うことを示します。私たちが「傷のない」責められるところのない人生を送るなら、私たちは「世の光として輝」きます（ピリ2：15-16）。そのような人生とは、勇気を持って、イエスの正直さ、イエスの愛、そしてイエスの恵みを映し出していく人生です。

説得力のある方法で自分の周りを照らしたいのなら、どんなときも正しいことを行ないましょう。

（Joe Stowell）

イエスの光を放ち、あなたの周りを輝かそう。