1年で聖書を!
◆ 出エジプト記18-20
◆ 出エジプト記18-20
聖書のみことば Ⅰコリント5
新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたはパン種のないものだからです。私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。―Ⅰコリント5:7
中国系の人たちは、新年を祝う前に家の大掃除を念入りにします。中国には、「12月28日にホコリを洗い流せ」という格言があります。大掃除は、ゆく年の不運を洗い流して、くる年には幸運を呼び込もうとする準備です。人々はこう信じているので、この伝統を守っています。
一方、使徒パウロはコリントのクリスチャンに手紙を書いて、「古いパン種を取り除きなさい」(Ⅰコリ5:7)と人生の大掃除をするように促しましたが、それは幸運を呼び込むためではなく、神に喜んでいただくためでした。
この教えの背景は、ユダヤの祭りの過越と種なしパンです(出12:1-28)。パン種(イースト)は、罪と堕落を象徴するシンボルであり、ユダヤ人の家ではこの祭りを祝うために、それを取り除かなければなりません(申16:3-4)。イエスは過越の子羊で、私たちを罪から清めてくださいます。コリント人は心を清めて、性的な不道徳、強欲、悪意ある行為といった罪を、それぞれの生活や教会の集まりの中から取り除かなくてはなりませんでした(Ⅰコリ5:9-13)。
私たちの犠牲になってくださったイエスに感謝するので、私たちは自分の生活から罪を一掃します。そして、このお方だけがくださる清さを祝うことができます。さあ、古いパン種を除きましょう。
罪に汚されたものは救い主に清めてもらわなければならない。