1年で聖書を!
◆ Ⅱ歴代誌33-36
◆ Ⅱ歴代誌33-36
聖書のみことば ピリピ4:1-9
何も思い煩わないで、―ピリピ4:6
数年前、自分の好きな聖書の一章を丸暗記してみないかとスモールグループのリーダーが提案しました。みんなの前で暗唱しようというのです。私は心の中で抵抗しました。私は暗記が苦手です。一章全部を暗唱するなんて。みんなにじっと見つめられ、次の言葉を絞り出そうともがいている長い沈黙を想像すると、身が縮む思いがします。
数日後、重い気持ちで聖書をめくりながら、どの聖書個所を覚えようか探していましたが、これといった個所が見つかりません。そのとき、ピリピ人への手紙4章に行き当たりました。
このみことばを、心の中で読んでみました。「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」(6節)。私は、この一章を暗記しようと決めました。そして、この宿題に対する不安を乗り越える道が分かりました。
神は、将来の不安に苦しむことを望んでおられません。なぜなら、思い煩いは祈りの生活を麻痺させてしまうからです。使徒パウロは、心配せずに神の助けを求めなさいと教えました。不安に対して常にこのような姿勢でいるならば、神の平安が、私たちの心と思いを守ってくださいます(7節)。
ある人が「なぜ祈るんだい。心配すべきじゃないのかい?」と皮肉っぽく尋ねました。その答えは簡単です。心配しても、どこにもたどり着きませんが、祈るなら、すべての問題を解決してくださるお方のところにたどり着くことができます。
不安なときは、神に手を合わせよう。
トピック:
祈り