1年で聖書を!
◆ ネヘミヤ記4-6
◆ ネヘミヤ記4-6
聖書のみことば Ⅰヨハネ3:16-23
口を開いて、正しくさばき、悩んでいる人や貧しい者の権利を守れ。―箴言31:9
ゲーリーは裁判所で自分の訴訟の順番を待っていましたが、その間、自分の家を没収されようとする人たちの訴えを次から次へと聞いていました。ほとんどの人は、訴訟手続きが分かっているようでしたが、ひとりの女性は当惑した顔をしていました。レスリーというこの女性は、自分が何をすべきなのか、どこに助けを求めたらよいのか、まったく分からないようでした。
「彼女を助けなさい」という小さな声が、ゲーリーの心の中に響きました。彼は、その声をかき消そうとするのですが、できません。彼は、関わり合うべきでない理由をいくつも挙げました。まず、初対面の人と話すのは不得手だし、誤解される恐れもあります。しかし、神が促しておられるように感じたので、神に不従順なのは良くないと思い、裁判所を出ようとしていたレスリーに声をかけました。
「奥さん、先ほど法廷であなたの証言を聞きました。あなたの手伝いをするように、神が命じておられるように思うのです」と話しかけました。
レスリーは最初、疑いの目でゲーリーを見ましたが、彼は誠意をもって話をしました。そして、何人かに電話をして、彼女が家を手放さなくてもいいように助けてくれる教会の人を見つけました。
神は、行動しなさいと私たちに促しておられます(Ⅰヨハネ3:18)。あの人を助けなさいと神に促されたなら、「あなたを助けるようにと神に言われました」と自ら進んで言うようにすべきです。
他の人のために何かをしているときが、一番輝いているときだ。
トピック:
奉仕