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◆ エステル記4-7
◆ エステル記4-7
聖書のみことば 詩篇107:23-32
彼らは天に上り、深みに下り、―詩篇107:26
葛飾北斎は有名な版画家で、多くの作品を残しました。彼の最高傑作、色彩木版画の「富嶽三十六景」は、1826年から1833年(北斎が60歳代半ばから70歳代初め)に生み出されました。中でも名高いのは「神奈川沖浪裏」です。これは北斎が経済的にも精神的も苦境に立たされて、もがいているときの作品です。そびえ立つ大波は牙をむき、船頭たちの努力もむなしく、今にも三隻の小舟を呑み込もうとしています。
詩篇107篇にも、海の波にもまれて危機に瀕した人々の話があります。「彼らは天に上り、深みに下り」、そのため「そのたましいはみじめにも、溶け去った」とあります(26節)。ついに、船乗りたちは神にS.O.Sを発信しました。神はそれに応えて嵐を静めて海をなぎにされ、彼らを目的地に導いてくださいました(28-30節)。
私たちは絶望的な状況に遭うと、助けてくれる人、慰めてくれる人を一生懸命探します。しかし、その人たちも同じ船に乗っていて、人生の荒波にあっぷあっぷしています。船外におられるのは神だけです。また、神は主権者であり、動かされることのないお方、嵐を静める偉大な力を持っておられるお方です(24、25、29節)。今、困った状況にありますか。もしそうなら、神の助けを求めましょう。
私たちは、直面する問題を遥かに超える偉大な力をもつ神を礼拝している。
トピック:
試練/試み