1年で聖書を!
◆ エステル記1-3
聖書のみことば ガラテヤ2:1-10
 
寄るべのない者をしいたげる者は自分の造り主をそしり、貧しい者をあわれむ者は造り主を敬う。―箴言14:31

統計上の数字には注意が必要です。数字は客観情報ですが、時として、対象となっている状況をしっかり捉えることを疎外します。最近、ある統計を見て、このことに気づきました。それによると毎年1,500万もの人が餓死しています。背筋が寒くなるような状況ですが、私たちのように物の豊かな社会に暮らしていると、それがどういうことなのか、まったく想像ができません。2008年には、約900万人の子どもが5歳の誕生日を迎えずに亡くなりましたが、その約1/3が餓死です。恐ろしい数字ですが、実際はもっと深刻です。これは単なる数字ではなく、神に愛されている一人ひとりの子どもなのですから。

私たちが神の愛を表せる方法のひとつは、衣食住などの基本的なニーズに応えることです。ソロモンは「寄るべのない者をしいたげる者は自分の造り主をそしり、貧しい者をあわれむ者は造り主を敬う」と記しています(箴14:31)。私たちは食料配給施設でのボランティア、職探しの手伝い、安全な飲料水確保のための井戸掘り費用に対する寄付、技術教育の提供、学校給食を行うための寄付など、様々な形で手を差し伸べることができます。

貧困に苦しむ人を助ける責任が自分にもあると受け止めて行動することは、父なる神に栄光を帰することです。すべての人を愛する神のみこころに沿ったことです。さらに、お腹が満たされていれば、十字架のメッセージは今まで以上に聞こえやすいのではないでしょうか。

(Bill Crowder)

神の愛を知れば知るほど、もっと人を愛するようになる。