1年で聖書を!
◆ エステル記8-10
聖書のみことば 箴言31:10-31
 
彼女は家族の様子をよく見張り、怠惰のパンを食べない。―箴言31:27

ヨーロッパで始まった宗教改革初期の1525年に、元修道女のカタリナ・フォン・ボラはマルティン・ルターと結婚しました。彼らの結婚生活は喜びに満ちあふれたものだったと言われています。ルターは、「よい結婚によって結ばれた絆ほど甘美な絆はなく、その中に起こった別離ほど辛いことはない」と語っています。

カタリナは朝4時に起床して家事を切り盛りしたので、ルターは妻を「ビッテンブルグの明けの明星」と呼びました。彼女はルター家の農場や果樹園の世話に励んで、よい収穫をもたらしました。また、家事をてきぱきこなし、家業の指揮を取り、一家の地所を守りました。ふたりは6人の子供に恵まれました。カタリナは、家庭は子どもの人格形成の場と考えました。彼女は、家族の世話をよくし、エネルギッシュに働くことで、影響力のある女性になりました。

カタリナはまるで箴言31章に語られている女性のようでした。彼女は実際に「夜明け前に」起き、「家の者に食事を」整えました(15節)。また「家族の様子を」よく見張り、「怠惰のパンを食べない」(27節)貞淑な妻でした。

私たちはカタリナのような模範を通して、愛、勤勉、神を畏れることなどを学びます。これらは影響力のある女性になるために必要なことです。

(Dennis Fisher)

よき母は生き方を語るだけでなく、生活の中で模範となって示してくれる。