1年で聖書を!
◆ ヨブ記25-27
聖書のみことば コロサイ3:22-25
 
すべてのことについて、地上の主人に従いなさい。人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方ではなく、主を恐れかしこみつつ、真心から従いなさい。―コロサイ3:22

パットの初めてのアルバイトは、スーパーの閉店後の品出しでした。彼らは、缶詰は客が見てすぐ分かるように、ラベルを正面に向けて棚に並べるように言われていました。しかし、その店の店長は「前から3つ目までが前を向いているように」と、さらなる注文をつけてきました。ある晩、パットが指示どおり作業していると、バイト仲間が言いました。「バカだなあ。一番前だけちゃんと並べればいいんだよ。誰にも分からないんだから。」さあ、どうしましょう。10代の若者にとっては、大切な瞬間です。自分の意思で決めるのです。上司の指示に従うか、それとも自分に楽な方を選ぶか。

私たちも同じような状況に置かれたことがあったでしょう。二者選択をしなければならない状況です。使徒パウロは次のように語って、誰も見ていなくてもきちんと従いなさいと教えました。「奴隷たちよ。すべてのことについて、地上の主人に従いなさい。人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方ではなく、主を恐れかしこみつつ、真心から従いなさい」(コロ3:22)。

上司がいるとか、人が見ているという理由で正しいことをするのではありません。指示に従うのは常に楽ではないし、自分にとって都合の良いことばかりではありません。しかし、それは正しい行いです。

聖書は「…なすべき正しいことを知っていながら行わないなら、それはその人の罪です」と語っています(ヤコ4:17)。それを忘れていけません。

(Cindy Hess Kasper)

私たちの品性は、誰も見ていないときに測られる。