1年で聖書を!
◆ 詩篇5-8
聖書のみことば Ⅱテモテ2:19-26
 
愚かで、無知な思弁を避けなさい。それが争いのもとであることは、あなたが知っているとおりです。―Ⅱテモテ2:23

テニソンの古典詩「遙かなる戦場」では、戦場に乗り込む勇敢な騎馬隊のさまを「600人もの兵士が死の谷になだれ込んだ」と印象的に表現しています。彼らの前途に待ち受ける悲劇を暗示的に描写しているのです。

教会の牧師をしていたとき、役員会や総会などを前にして不安になったことがありました。何らかの争いの種がある、またはあるかもしれないと気づいていると、人は非常に心配します。しかし、教会に関しては、そんな必要はありません。処方箋があるからです。

牧会に苦労している若い牧師のテモテに対して、パウロは「愚かで、無知な思弁を避けなさい。それが争いのもとであることは、あなたが知っているとおりです」と書き送りました(Ⅱテモ2:23)。このことは、牧師たちだけでなく、教会員にも当てはまります。自分の態度や行動によって、私たちは人間関係の摩擦を増幅させるのではなく、和らげることができます。聖書が教えるように行動すれば、争いを起こさない、大きくしない、さらには解決することさえできると、人々に教える模範になることができます。24節と25節は、人間関係に関して、優しく、忍耐強く、謙虚になることを勧めています。ヤコブが語っているとおり、「義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます」(ヤコ3:18)。平和を作る人になろうと務めるなら、争いが撒き散らす不安を軽減させることができます。

(Bill Crowder)

互いにいがみ合っているクリスチャンは、天の父とも平和を保っていない。