1年で聖書を!
◆ 詩篇28-30
聖書のみことば ヤコブ3:1-12
 
自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。―箴言17:27

ある教会で音楽会があると聞いて、夫婦で出かけました。良い席を取ろうと早目に行って席に着くと、後ろの席に座った教会員らしきふたりが、教会に対する不満を語り合っていました。この人たちは、教会の指導者たちのやり方や牧会スタッフ、賛美の音楽や教会活動の優先順位のつけ方など、色々と気に入らないことがあるようでした。そして、近くに教会員以外の私たちがいるのに、それを気にする様子もなく、そんなことには無関心のようでした。

もし私たちが教会を探そうと思って来ていたのなら、この人たちの不満を耳にして、ここはダメだと思ったかもしれません。さらに、もし私たちが神を求めて教会に来ていたのなら、もっと悲惨です。彼らの様子を見て、完全に引いてしまったかもしれません。彼らの発言が軽率なのは、単にその態度や言葉遣いだけではありません。自分たちの行為が周囲にどういう影響を与えるかについて、まったく無関心なのです。

自分の言葉をどう使うべきかというアプローチは、箴言17章27節に示されています。ソロモンは、「自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者」と語りました。

大抵の場合、自分の考えていることや知っている(と思う)ことを、何もかも口にするのは得策ではありません。そんなことはせずに、平静と平和を促進することばを選んで口を開きましょう。誰があなたの発言を聞いているか分からないのですから。

(Bill Crowder)

慎重な発言は雄弁にまさる。