1年で聖書を!
◆ 詩篇34-36
◆ 詩篇34-36
聖書のみことば 詩篇19:7-14
あなたのしもべを、傲慢の罪から守ってください。―詩篇19:13
子どもの頃、ロープで操縦する乗り物に乗ってよく遊びました。家の車庫から道路に出ていく通路を走っているとき、「車が来ていないか左右を良く見てから道路に出なさいよ」という両親の言葉が頭をよぎりました。しかし、今回だけはいいや、と思ったのです。次の瞬間、キーッというタイヤの音が聞こえました。私をよけようとして車が急ブレーキを踏んだのです。両親の言うことを聞かなくても大丈夫と思ったせいで、危うく自分の命を失うところでした。
聖書には、神の言いつけを知っているのに守らない人の例が多く記されています。ダビデは羊の番をしていた少年時代から、神の教えに思いを巡らせていました。ですから、十戒は姦淫を禁じていると分かっていたのに、ひとりの美しい女がからだを洗っているのを見ると、王の力に物を言わせて、その人(ウリヤの妻)を自分のものにしました。この罪の結末は、恐ろしいものでした(Ⅱサム11-12章)。
詩篇の作者は「あなたのしもべを、傲慢の罪から守ってください」と書いています(詩19:13)。悪いと知っていながら、「一度だけ…」と誘惑されたことはありませんか。インターネットでちらっとポルノを見たり、会社の口座からお金を「借用」したり、事実を「拡大解釈」したりすることは、一回だけだと思っていても結局は恐ろしい結末になるでしょう。悪い行いに背を向けることができるように、神に助けていただきましょう。誘惑から脱出する道(Ⅰコリ10:13)を見つけましょう。
あなたを訪ねて誘惑はやって来るだろうが、それを招き入れてはいけない。