祈るときはまず、「天にいます私たちの父よ」と言いなさいとイエスは教えられました（マタ6：9）。聖書には神を父とするみことばが多くあります。神はご自分がどんな方かを知らせるために、ご自分の父性を強調されました。これは大変興味深いことです。

父である神とはどんなお方でしょう。イエスの祈りによると、天の父はいつもそばにいて私たちを見守っていてくださり、私たちに食べ物を与えてくださり、私たちを赦し、悪から救ってくださることがわかります（マタ6：9-13）。

これは世の父親たちにとって素晴らしい模範です。完璧な父親は神おひとりですが、そのお方が、完璧でない人間の父親の手本になっておられます。私は主の働きに大いに用いられ、本を書いたり、神学校の学長や他の要職についたり、要人を前にメッセージをしたりしました。しかし、私の子どもたちがそういう理由で私を慕ってくれないことは、若い時分に納得しました。私の子どもたちが求めたのは、いつもそばに居て彼らを見守り、必要なものを与え、どんな時も愛し、赦し、自分たちが安心して成長する所を備えてくれる父でした。これらは父親の重要な義務です。

では、この義務を果たしてくれる父親がいない人はどうすればいいでしょう。安心してください。イエスによって贖われたあなたには、完全な天の御父がいてくださいます。このお方以上の父はいません。

（Joe Stowell）

いくら子どもを抱いても、天の父の腕は決して疲れない。