1年で聖書を!
◆ 詩篇73-75
聖書のみことば 詩篇119:9-16
 
あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。―詩篇119:11

私が生まれたとき、曾祖父エイブラム・ヘスはすでに視力を失っていました。彼は旋盤を使って美しい木工作品を作ることで有名でした。また、聖句をよく引用することでも知られていました。彼と友人のイーライは、よく互いにみことばをやりとりしていました。少し競争心もあったようですが、イーライは聖書個所の記憶、曾祖父は聖句の暗唱が得意だとお互いに認め合っていました。

私たち家族は「目の見えないおじいちゃん」、エイブラムのことをよく思い出します。視力を失って以来、みことばを覚えることが彼の生きがいとなりました。しかし、なぜ聖書のみことばを暗記することが大切なのでしょう。

詩篇119篇は、神のことばを心にたくわえて神に従うことを教えています。私たちは、みことばを心にたくわえることで、もし誘惑されたとしても自分を守ることができます(詩119:11、エペ6:17)。次に、みことばを思い巡らすことによって、神をより深く知ることができます。最後に、神のことばを心に刻むならば、神の御声がよく聞こえるようになり、神が指示されたり、導かれたりするとき、それをすぐに理解できるようになります。私たちはみことばを用いて、神と語ったり、神を礼拝したり、他の人に教えたり、証したりします(コロ3:16)。

「神のことばは生きていて、力があり」ます(ヘブ4:12)。尊いみことばを「心にたくわえ」ましょう(詩119:11)。そして、みことばがいつもあなたとともにあるようにしましょう。

(Cindy Hess Kasper)

神のことばを心にたくわえたら、神の道が私たちの道になる。