法律に従うことの大切さについてのデボーションエッセーを「デイリーブレッド」に書いてほどなく、私は1,400キロほどを走る旅に出かけました。制限速度を遵守しようと決意していました。ところが、ニューメキシコ州の小さな町を出たころで、私は制限速度の標識を見落とし、スピード違反の切符を切られてしまいました。その日の第一の教訓は、注意していないと法律を故意に犯した人と同じ代価を払うことになる、というものでした。目的地まではまだ、1,100キロ以上ありました。

第二の教訓は、私たちの決心はいつも試されるということです。モーセが、約束の地に入る準備をするイスラエルの民に告げた言葉を思い出しました。「あなたの神、主が、この40年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試み、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった」（申8：2）。

牧師であり作家でもあるユージーン・ピーターソン師は、キリストに従って歩むプロセスを「同じ方向に向かってずっと従い続けること」と語りました。いったん従おうと決心して歩み始めたなら、その後には、従い続ける決心を何度もしなくてはなりません。

神は私に、ぶれずに神に従うことがどれほど重要か、また、ときどきチェックする必要もあることを、謙虚に思い起こさせてくださいました。

（David McCasland）

神を愛することは、神に従うことだ。