1年で聖書を!
◆ イザヤ書40-42
聖書のみことば イザヤ書39:5-40:5
 
慰めよ。慰めよ。わたしの民を―イザヤ書40:1

マサチューセッツ州ランカスターの入植地に暮らす50世帯の人々は、先住民に襲われるかもしれないと恐れていました。1675年2月10日のことです。清教徒牧師のジョセフ・ローランドソンは、村を守って欲しいと政府に懇願するため、妻のメアリーと子どもたちを残してボストンに出向きました。日の出とともに入植者たちは襲撃され、幾人かが殺害された後、メアリーや他の生存者たちは捕虜になりました。

先住民たちは、親切なときも、残酷なときもありました。彼らは入植者たちの宗教に配慮して、没収していた聖書を返してくれました。メアリーは後に体験記を書いて、神は良いお方で、苦境を耐えるにふさわしいみことばや慰めのみことばを届けてくださったと語っています。5月2日に解放されるまで、神のみことばは、彼女にとって大きな慰めでした。

ユダヤの民が外国勢力に打ち負かされて捕囚になるときが来ると言われて(イザ39:5-7)、人々は絶望のどん底だったことでしょう。しかしこのような恐ろしい未来が予見されていたにもかかわらず、ヒゼキヤ王は「あなたが告げてくれた主のことばはありがたい」と言いました(8節)。神のことばが慰めでした。あなたも、自分の力ではどうすることもできない状況の、捕らわれ人になっていませんか。もしもそうなら、みことばをじっくり読んで味わいましょう。そうすれば、神の慰めを経験するでしょう。

(Dennis Fisher)

神のみことばこそが慰めの源だ。