1年で聖書を!
◆ イザヤ書49-51
聖書のみことば ヨハネ20:24-31
 
私の主。私の神。―ヨハネ20:28

神を信じられないときがあるというクリスチャンが、主に仕えて十分に用いられることがあるでしょうか。成長し成熟したクリスチャンは、決して自らの信仰を疑わないと考える人たちがいます。私たちは、信仰から信仰へと歩みを進める経験をします。しかし、一時的に疑いを抱く経験も、同じようにするのではないでしょうか。

弟子のトマスは、イエスがよみがえられたという知らせを信じることができませんでした。彼は「私は、その手に釘の跡を見、…なければ、決して信じません」と言いました(ヨハ20:25)。イエスはトマスをお責めにはならず、彼が欲しいと言っていた証拠を見せてくださいました。復活した救い主にお会いして驚いたトマスは、「私の主。私の神」と叫びました(20:28)。この出来事の後、新約聖書はトマスに何が起こったか書いていません。

初代教会の数々の伝承によると、トマスは宣教師としてインドへ行ったそうです。そして福音を宣べ伝え、奇跡を行い、いくつもの教会を建てたといわれています。トマスが開拓したといわれている教会は、今もインドにいくつか残っていて、今日でも礼拝がささげられています。教会員たちは活発に活動し、その働きの起源をトマスまでさかのぼります。

何かあったら信仰が揺らぐという繰り返しが、人生のパターンになってはいけません。神が生きて働かれるという現実をより深く理解できるように、導いていただきましょう。信仰を刷新していただきましょう。今からでも、主の偉大なことのために用いていただけます。

(Dennis Fisher)

疑いを疑い、信仰を信じることを学ぼう。