1年で聖書を!
◆ イザヤ書55-57
聖書のみことば ヘブル11:8-16
 
しかし、事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。―ヘブル11:16

私たち夫婦は、友人がオーストラリアのホバートに何度も旅行するのを不思議に思っていましたが、彼女に誘われて、一緒に行くことにしました。空港から橋を渡って市街地を抜け、郊外に行きました。これと言って何もない風景です。いくつかのヘアピンカーブを曲がりながら、ゆっくりと急な坂を上ると眼下に海岸線が見えましたが、それも普通の景色です。しかし、さらに急な車道を登って目的地に到着すると街の全景が広がり、それは素晴らしいものでした。今しがた渡ってきた普通の橋さえ、美しく見えます。私たちは、彼女がなぜ頻繁に来るのか分かりました。

ヘブル人への手紙11章に記されている信仰の先駆者たちの人生も、ヘアピンカーブあり、退屈ありでした。しかし彼らは、前進し続け、振り返りませんでした。目的地は天国、「神が設計者であり建設者である」(新共同訳 10節)御国です。

エステル・カー・ルソイは、「キリストにお会いする時」という賛美で、天国に向かう人生の旅について、「キリストにお会いする時、人生の試練は小さく見える。親愛なる主のお顔を一目見れば、すべての悲しみは消える。だから人生のレースを勇敢に走ろう。その価値は十分にある」と歌っています。

今日、人生が退屈でも困難でも、前進し続けてください。旅の終着点は、神が備えてくださった素晴らしい場所です。頑張る価値は十分にあります。

(C.P.Hia)

天国に待っている喜びは、地上の苦労に埋め合わせをして、なおも余りある。