アメリカの金持ちの娘たちが英国貴族と結婚したがるという19世紀の世相が、「英国王との結婚」という著書に描かれています。彼女たちはすでに裕福でしたが、貴族という社会的身分を手に入れたかったのです。この物語は、クイーン・ビクトリアの息子、アルバート王子が、アメリカを親善訪問するところから始まります。アルバート王子のために催された舞踏会には、王子の妃になることを夢見た金持ちの娘たちが大挙してやってきました。
キリストを信じるなら、これは夢ではありません。クリスチャンは天国で王族と結婚することが確約されています。使徒ヨハネは、「私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行いである」と語っています(黙19:7-8)。ここで聖書のいう花婿とは、小羊であるイエスです。クリスチャンはこのお方の花嫁です。
私たちはキリストの花嫁として、その日のための準備をしなければなりません。天国でともに過ごす未来を待ち焦がれながら、今はこのお方の近くを歩むように努力することによってそうするのです。私たちはそこで「喜び楽しみ」、王の王であり、主の主である方をほめたたえます(7節)。
王の王を知ることに勝る特権はない。
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