子どもの頃、新聖歌31番がよく歌われていました。「大空紙とし、海原墨とし、木の枝筆とし、世人を集めて、主の愛記さば、紙も足らじ。」

これはもともと、ユダヤの古い詩の一節です。精神病院の病室の壁に書かれているのが発見されたこともあるそうです。

フレデリック・M・レーマンは労働者でしたが、この詩に感動して、これを発展させて歌にしようと考えました。彼は昼休みにレモンが入っていた空き箱の上に座って詩を書きました。そして、1917年に「たえなる主の愛 語るも得がたし、空よりいと高く、黄泉に及べり 罪人叫べば、神は御子を下して罪より救わせ給う…大空紙とし、海原墨とし、木の枝筆とし、世人を集めて、主の愛記さば、紙も足らじ」と歌う「豊けき主の愛」(新聖歌31番)という讃美歌を完成させました。

詩篇の作者は、神の愛を確信して、「主よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます」と安らぎます(詩36:5)。今、あなたは混乱の中でかろうじて平静を保っているかもしれません。または、真っ暗な試練の中にいるでしょうか。どんな状況にあっても、神の愛は希望の灯であり、尽きることのない力と確信の源です。