私は食べることが大好きです。きれいに盛りつけられた料理を見るのも、それを味わうのも大好きです。好きなだけ食べたら、どんどん太ってしまうでしょう。ですから、健康に良いものを適切な分量だけ食べるようにと、妻が優しく諭してくれるのはありがたいことです。

預言者エレミヤは神のみことばを見つけ出して、(神の戒めのことばでさえも)「食べました」と語ります(エレ 15:16)。もちろん、実際に食べたわけではありません。神のみことばを読んで、心の底でしっかり味わったということです。私はこれほどの執念で聖書のみことばを吸収しようとしているだろうかと、この表現を読んで考えさせられました。

そもそも神のみことばとは、私たちの内側に取り入れるためにあります。聖書のみことばは、心のごはんです。それを食べると、聖霊が力をくださって成長し、イエスに似せられていくように助けてくださいます。神のみことばは、私たちの神観を変えます。また、仕事、金銭、家族、敵対者に関する考えも変わっていきます。つまり、私たちにとって本当に良いものなのです。

ですから、みことばを思う存分に「食べ」ましょう。そうすれば、「あなたのみことばは、私にとって楽しみとなり、心の喜びとなりました」(15:16)というエレミヤに同感するようになります。